セミアンティーク 貝桶文の名古屋帯 正絹 黒地

素敵な貝桶文の名古屋帯です。 こちらはもともとセミアンティークくらいの少し古いお着物から仕立て替えをしたものになります。 元のお着物は古いものの着用少なく むかし母が洗い張りに出しそのまましまってあったもので、 思い立って去年仕立てに出しました。 京都の帯専門の仕立て屋さんにお願いしており、 相談のうえミシン仕立てにしましたが芯は合うものの中でいちばん上のランクのものを入れてもらっていますので、劣化しにくく締めやすいと思います。 見事な染めです。 貝桶の装飾、貝殻のぼかしも繊細で美しく、思わずじっと見惚れてしまいます。 黒地に金縁が映え、ところどころ刺繍のあしらいも入り 丁寧でしっかりとしたおつくり。 貝桶は貝覆につかう合貝を納める桶で、婚礼調度のなかではとても重要な意味をもつものです。 我が家でも曽祖母の嫁入りの際の記録には婚礼行列の先頭を飾ったと記述があり、私の婚礼でも飾り物として据えられました。 とても目でたく優美なモチーフです。 文様としては袷の時期を通して着られるものですが、お雛祭りの頃にもいかがでしょうか。 色無地やきれい目な飛び柄小紋などに。 名古屋帯ですが、付け下げや軽めの訪問着などにも合います。 帯への仕立て替え後、未使用です。 腹柄は片面のみ使える仕立て。 柄がある面はタレを右手にして上側、関東腹(反時計回りに巻いて柄が出る)です。お持ちの帯とくらべ向きをご確認ください。 お着物から帯へ仕立て替えたもので、お写真8-9枚目のように見えないところで継ぎがはいります。 また元がふるいお着物ですから、どうしても10-12枚目のように小さな薄ジミや汚れがございます。 私としては綺麗な状態だと感じますが、細かな点が気になる方やご不安な方はご購入をお控えください。 トラブル防止のため返品はできません。 その点ご了承いただけます方のみご検討くださいませ。 サイズ 長さ　約386cm 太鼓幅　約31cm 手幅　約16cm